オクラホマ メソネットは、オクラホマ州立大学とオクラホマ大学の協力により開発された州全体の環境監視ネットワークです。メソネットは、オクラホマ州の住民にタイムリーで役立つ気象情報を提供するための大胆かつ野心的なプロジェクトです。
メソネットは、一連の気象および土壌機器を継続的に測定する CR6 ベースの自動気象ステーション 121 台で構成されています。フォート コブとリトル ワシタの流域の密集したマイクロネットにあるメソネットのようなステーション 35 台は、農業研究局の資金援助を受けています。各 CR6 は 5 分間のデータ サマリーを保存し、5 分ごとにポーリングされます。データは各リモート ステーションから中央処理サイトに中継されます。この高速で信頼性の高いデータ転送は、無線テレメトリ (RF500M モデム)、オクラホマ州法執行通信システム (OLETS - オクラホマ州公安局の機関)、および Campbell Scientific の LoggerNet データロガー サポート ソフトウェア パッケージを組み合わせて実現されています。
中央処理サイト、つまりベース ステーションは、オクラホマ州ノーマンにある国立気象センターのオクラホマ気候調査局 (OCS) にあります。中央処理サイトは、データの収集と処理のための LoggerNet Linux のインスタンス 4 つで構成されています。
LoggerNet ネットワーク通信ソフトウェア パッケージは、双方向通信に関連する操作機能を提供します。これにより、中央サイトからの必要な送信が最小限に抑えられ、通信リンクの状態をリアルタイムで把握できるようになります。
中央サイトから実行可能なリモート操作には次のものがあります。
LoggerNet コンピュータは、OLETS 高速データ リンクからデータを収集し、欠落している報告ステーションを確認し、TCP/IP リンクを介してデータをオンライン データベース システムに送信します。データベースは、データの品質をチェックし、データ ストレージを管理し、観察結果と特定の付加価値製品を州全体のユーザー コミュニティに配布するのを支援します。これらはすべて、各観察時間から数分以内に実行されます。
データは、OCS によってオクラホマ メソネット Web サイト ( www.mesonet.org ) 経由で配布されます。
2009 年の全米研究会議の報告書* では、オクラホマ メソネットが州全体の気象・気候ネットワークの「ゴールド スタンダード」に指定されています。メソネットは、オクラホマ州ほどの広大な地域にわたる多数の地点で、さまざまな環境条件を測定できるという点で他に類を見ません。さらに、これらの条件は、観測後すぐにさまざまな顧客に伝えられます。
* 全米研究会議、「地上からの気象と気候の観測:全国規模のネットワーク」、ワシントン DC、2009 年