2013 年、RESPEC と Dewhurst グループは、コロンビアで 2 番目に大きな電力会社である Empresas Públicas de Medellín ESP のために、コロンビアの Nevado del Ruiz 地熱開発プロジェクトで協力を開始しました。プロジェクトは現在、地熱探査段階にあります。
2015 年 4 月、チームはネバド デル ルイス火山山塊の西側斜面にあるネレイダス渓谷に 2 つの気象観測所と 1 つの流量観測所を設置しました。1 つの気象観測所は標高約 3,627 メートル (11,900 フィート) に位置し、もう 1 つは標高 2,682 メートル (8,800 フィート) に位置しています。
どちらも、現地で入手した SIM カードと LS300G セルラー モデムを使用して通信します。流量観測所は、RF450 スペクトラム拡散無線を使用して、下層の気象観測所と通信します。上層の気象観測所と流量観測所はどちらも車ではアクセスできないため、そこに到達するにはかなりのハイキングが必要です。地元のカウボーイが雇われてラバを連れてきてもらい、ラバが重機を運びました。
地熱探査段階では、探査掘削とインフラ開発の環境影響評価の基準条件を確立するために、気象データ、流量データ、水温データが必要です。地形の極端な変化により、ネレイダス渓谷に微気候領域が形成され、複数のデータ収集ステーションが必要になります。現在では、流量と温度の大気条件に対する反応を定量化して分析し、地下水と地表水の相互作用を特徴付けることができます。
このデータは、地熱貯留層の発電出力ポテンシャルの推定、発電所の設計、リスクの特性評価、掘削地点の選択のための最適な貯留層の位置のターゲット設定を行うモデルにも入力されます。収集された環境データは、モデリング チームがスペクトル空間分析と、水文地質学、熱、流体、地球物理学、地球化学の要素を含む定量的な 3 次元概念モデルの構築に使用する、より大規模な地球科学データセットの必須要素です。
コロンビアでは、送電網で生成されるエネルギーの 33% が化石燃料によるものと推定されています。このプロジェクトは、化石燃料の消費をクリーンな地熱エネルギー発電に置き換えるというメリットをもたらします。さらに、地方の農村地域に低コストで信頼性の高い電力、より優れたアクセスとインフラストラクチャを提供し、都市部にクリーンな電力を提供することもメリットとなります。